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全力日和

俳優 窪田正孝さんに前のめり

デスノート ♯03

窪田正孝 デスノート 連続ドラマ

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3話。流れは良かったと思うのですが、見せ方に色々と言いたくなった回でした(笑)思ったんですけど、直前に原作を読み込んでしまったことで、完全に私「デス脳」になっちゃってる気がする…。いかんなと思いつつ、どうしたって「原作との違い」みたいな話になりがちで良くないですね(苦笑)シンプルに楽しんでいらっしゃるファンの方、もうほんと、気軽に読み飛ばしてくださいね、宜しくお願いします。。。
 
今回は、Lが送り込んだ複数のFBI捜査官を一度にすべて排除することで、警察関係者である自分へ向けられた疑いを、分散させようという話。Lにカマをかけられ絶体絶命のライトくんでしたが、「自分だけがマークされているわけじゃない」と、ある作戦を思いつき実行に移します。しかし手際の面で色々と「?」が残ってしまいました。
 
まずその前に、なんですが。前回名前こそばれなかったものの、面が完全に割れてしまったレイが、再びライトを尾行してるのって意味なくない?尾行になってなくない?(笑)そんな状況下でライトが何かしでかすとは到底思えず、ちょっと不思議でした。(もちろんキラの動きが抑制される効果ぐらいはあるのでしょうが)
 
ノートはちぎって使っても効果は同じ。また誰が書きこんでも殺せる、というルールも登場しました。切れっ端の方はいいんですが、自分以外の人間に書かせてもいいってことを、月はどうやって知ったのでしょうか。死神の目の話以外リュークからは何も知らされてないようですが…。
 
あまり重箱の隅バナにしたくないのですが「ノートに名前を書く」だけで殺人でき、そのノートさえ見つからなければ絶対に捕まらない話なのです。わざわざ危険を犯して何かする、からにはボロが一切出ない完璧な計画でないと…とつい。仮に月にそこまでの能力がなく、杜撰な計画ながらもどうにか持ちこたえた、という設定だったとしても、ツッコミどころが多くなりすぎると、やはりご都合と取られかねない。うまく言えませんが、ルールに関する辻褄あわせの部分はもう少し丁寧だとよかったな。
 
杜撰な点は他にもあって、ここでどうしても原作と比較してしまいますが、計画を実行する「場所」についてです。遠隔でレイに指示を出し、穴の開いた封筒に名前を書かせるのは同じですが、原作は電車のなかという極めて動きが取りずらい場所に加え、事前にレイの目の前でノートによる殺人を行い「逆らったらその場で瞬時に殺せる」という状況をリアルに見せてレイを脅しています。今回のような設定だと、レイに与える自由度が高くなってしまうのです。場所を変えてノートを回収するなんてもってのほか、案の定移動してる間にレイに中身を見られてしまいました。殺人の決定的証拠を、まして封筒の中には月の私物であるトランシーバもバッチリ入っています。ここでのレイはLとダイレクトに繋がっている人物ですので、なにかダイイングメッセージでも残されたら、その時点で月は終わりです。前回はレイ=ベンパーという名前が偽名だったというトリックが見事だと書きましたが、今回は自分の名前をノートに書かなかったという既読組の裏をかくくだりも新鮮味にかけていて、お粗末な印象になってしまいました。
 
100歩譲って(エラソ笑)カフェで遠隔指示する案を採用するとしましょう。ここも、レイが任務を離れていて恋人と会っているという設定なら、また違っていたと思います。殺すと脅された人間が目の前にいる…それだけで観ているほうの緊迫感が格段に違うし、あのカフェでレイが倒れて死亡、混乱に乗じて月が証拠を持って立ち去る、で全然構わないと思うのです。そもそもレイがあのカフェにやってきたのだって、月の残した(であろう)カードがきっかけ。これも私に言わせれば自殺行為で間抜け過ぎます。非番のレイを月が尾行したほうが逆襲っぽいし、流れも自然で面白かったはずです。そして極めつけ。セリフとしては採用されていましたが月の「さよなら、レイ=ペンバー」も、絶命寸前のレイに向かって放たれるのが醍醐味で、独り言ではヒロイズムのかけらもありません。これは私にとってはちょっと罪深かった……。
 
ま、とにかく。いまだライトくんが天才としての目覚めを果たしてなくて、この時点で「彼にできる作戦の限界」設定だとすれば「お、おう。よかったなミサミサが助けてくれて」という感じで観ることができるかな…。結構ギリギリだったと思います。
 
もちろん殺人鬼への変貌を見せ始めている窪田くんの顔演技や、父・総一郎とのやり取りなど見応えあるところもあったのですが、窪田くんがデキるのは私、知ってるもん(笑)それを上回る脚本演出の妙が今回はちょっと足りなかった…ってことですね。初回第二話といい出来だったから、ハードル上げてしまったんだよー頑張れー(笑)
 
正確に覚えてないけど、事前の番宣番組でご本人が3話はお話が動き始める前フリ的な回だと言っていたし、これはこれとして前見て、次回に期待することにします!一応格好としては今回は月の勝利。そしてビハインドに回ったLがいよいよ捜査本部の「外」へ自ら出てきます。テニス対決は映画版にはなかったシーンなのでちょっと楽しみです。^^