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全力日和

俳優 窪田正孝さんに前のめり

エイプリルフールズ

窪田正孝 エイプリルフールズ 映画
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作品を観る時に自分が重視することってなんだろう…観終わってからしばらく経ちますが、時々考えています。エイプリルフールズ。実は一般向け試写会で観てきたのですが、なかなか感想が書けないでおりました(^_^;) いまおそらく一番ノッている脚本家、古沢良太さんの作品、27人の豪華俳優陣に窪田さんの名前も!ということで、かなり期待値高めだったのですが、ハードル上げ過ぎたかなぁ〜 (^_^;) 結論から言うと私はあまりノれませんでした。
 
「好きじゃない」とか「面白くない」とかじゃなくて「ノれない」。この映画、なんだか「映画っぽく」なかったんですよね…これが一番の感想。映画館でなく、音響もそれに及ばない試写会場という場所で観てしまったせいもあると思いますが、こう…なんていうか、よくも悪くもフジテレビ。題材はエイプリルフールだけど、テイストとしては「聖夜、二人に奇跡が舞い降りた」みたいな(笑)クリスマスイブに2時間半のTVドラマで(もちろん8チャン)やるような感じだったんです。
 
それがどうした。たまたまテレビっぽくても内容よければいいんじゃないのかって、自分でも思うんだけど、なんだか不満で気になって仕方なかった。面白い話ではあるんだろうけど、どこか釈然としなかったですね。
 
実は時を同じくして、同じく古沢良太さん脚本の映画『キサラギ』を視聴する機会があったんですが、同じ理由でこちらもノれませんでした。舞台作品の映画化だから、そりゃそうなのかもしれないけど、なんだか映画っぽくないのが気になっちゃう。感じる違和感がエイプリルフールズと同じでした。いやむしろ、舞台で観れないかしらエイプリルフールズ。そっちのほうが面白そう、とさえ思ってしまったんですよね…。
 
その消化不良の一端が、窪田さんの出演シーンにもあります。ラスト近く「大一番の後(笑)」の松田の表情。やや後方からのバストショットのみ。ちょっと画面も暗くて。どんな顔してるのかよくわかりませんでした(顔に行かないのが不満であまり覚えてなかったりもします が…^^;;)ベッドサイドで煙草をくゆらす、というお約束さ加減は笑えるのでいいんですが、ここで顔に寄らないのはなんとも勿体ない。きっと「いい顔」してただろうなあ〜って。ファンとしてはちょっと歯がゆかったですね。
 
映画はやっぱり「絵で見せて音で聴かせる表現」なんだなと。改めて思いました。企画の個性や役者のテンションばかりが先走って、映像や音響といった映画的な演出が追いついていなかったのでは?オムニバスが裏目に出て、何か各シーン各現場の熱量みたいなものも伝わってこなかった気がします。
 
古沢良太さんの脚本、『鈴木先生』は私、好きなテレビドラマの1、2を争うくらいだし、一方、監督の石川淳一さんも『謎解きはディナーのあとで』の演出がとても好きでした。さらに上手い役者をたくさん揃えて、いい条件ばかりのはずなのに、フタを開けるまではわからんものです。やはり作品は色んな要素の化学反応ってところなんでしょうね…。
 
今回は結構言いたいこと言っちゃったなァ(笑)とはいえ、私、ブログやツイッターと別に、映画レビューサイトに感想を載せてるんですけど、そこでは評価高いですよエイプリルフールズ。割合で言ったら賛否7対3くらいかな?好きな人のほうが多いですし、いまだ映画館でも結構回数上映されていて興行的には成功してるみたいです。そこはよかった!こんだけ言っといて、なんですが…(^^:)スイマセン…。