全力日和

俳優 窪田正孝さんに前のめり

ガチバン ULTRA MAX 公開

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自力ではチケットを入手できなかったのですが、幸いにもご縁があり行ってまいりました。今回は窪田主演作だし、本来ならもっと気合が入ってよさそうなものでしたが、ちょっと私事で忙しかったのと、クロニクルからまだ半月ってのもあって、なんだか気持ちの準備をする間もなく…なんの心構えもないまま公開日に…(笑)でもそれがよかったのかな。この ULTRA MAX は、まさに一切の先入観や邪念なく、入っていけたように思います。

冒頭はなんとクロニクルの勇人ラストから。ここは前作では「勇人ってネット繋げるんだ」ってヘンな感動を覚えたシーンでしたが(爆)ヒロインとの出逢いへと繋がっていきます。もちろん撮影効率を考えてのこともあったのでしょうが(^^;)個人的にはすごく自然で気の利いたインサートだと思いました。銀杏の葉の舞散る季節。12月上旬くらい?黄色のじゅうたんが綺麗でした。カノ噓のプロモや朝市くんの準備で忙しい頃に撮ったのかな。こういう季節感ある映像はいいですよね〜。

あいかわらず「自分のあり方」を探して(なんとなく、もうヤンキーとは何かというところからは離れているように思われ)彷徨い続けている勇人。場末のスナックで用心棒のようなことをしています。ただ、あいかわらずよっちゃん先輩とダラダラとつるんでいるようですし、キャラとしてはブレていないように思いました。そうそう、書きながら思い出しましたが「ヤンキー」という単語自体がもしかして1回も出てこなかったかもしれない!(だとしたらスゴい)私はあまり違和感なかったですが、このへん物足りない、何かが違うと思った方もおられたようです。

むしろすごくいいな〜と思ったのが、「用心棒」という一見ヤクザの世界に居るのかと思った勇人が、実は踏みとどまっている、そっちには与せず心は孤高を保っているという点。この一点で私は勇人というキャラをしっかり感じることができたんですよね。10代ヤンキーをいつまでも出来ないよなあ〜どうするのかなあ〜と、ワーストぐらいから少なからず思っていた私としては、この展開は好印象。それでいて勇人の学ラン姿に「心はヤンキー」ってのも感じたしね。敢えて口にしなくてもいいんだな、って新鮮な驚きがありました。

舞台挨拶のときに元木監督が「基本MAXシリーズは女性が絡むガチバンです」って仰ったのを聞いて、初めてその事実を認識した、私はダメなファンですが(^^;)今回ヒロイン像も新しい…というか、聖良という名に相応しく、天使です(笑)その天使を前にドギマギしたり、あと!勇人自身も彼女にガードを緩めたのかな?と思わせるような、くだけたセリフもあって…こういうニュアンスが今まで出演した女性キャラには無かった気がして、もう〜野良猫っぽさ炸裂の勇人がめちゃくちゃ愛しい!中身の濃いお芝居だったと思います、もう一度観たいです。

そして「ヤクザではなく、心はヤンキー(孤高)」の対立となる描写として、山田裕貴さん演じる忠臣(ちゅうしんって書くんだね、役のまんまだw)が実によかった!舞台挨拶で窪田さんも「彼の入り込みはすごい」と褒めてましたけど、それがよくわかる演技でしたよ。脚本も、この対立キャラにちゃんとしたストーリーを与えてましたし、お話全体のカタルシスも増したのではないでしょうか。あくまで好みの話ですが、ヤンキー映画って見せ場となるケンカシーンの導入がやや唐突なんですよね (^^;) ま、水戸黄門の印籠シーンと同じだと思っているのでそれは良しなんですが…。そのへん今回はラス殺陣の説得力が上がってるし「ケンカして終わり」にはなってない。とても見応えがあったと思います。

と、いうことで、諸々の完成度が高いな〜というのが全体としての感想。大のオッサン達が膝付き合わせて「脚本!これじゃ泣けねーよ!」などと議論しながら製作した(by舞台挨拶) episode 21は、私的にはシリーズのかなり上位に来る作品になりました。泣かなかったけどね(笑)

最後にアクションのことで一言。ラス殺陣よりもなによりも、勇人が繰り出すよっちゃん先輩への攻撃があまりにも容赦なくて笑った。それももう一回観たい(笑)

やっぱり長くなりました。舞台挨拶は時間が取れ次第かな〜?スイマセン…^^;