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全力日和

俳優 窪田正孝さんに前のめり

千秋楽 感想つづき

image.jpg(最大の見せ場なので画像は小さく…w)

 

 今回の記事はネタバレ多めです、ご

 注意ください。

 

 

以前の記事に書きましたが、本当に滝の白糸のラストは何度観ても凄い。蜷川さんの「考えなくていい」というご発言も、つまりは「幾ら考えてもラストでもうどーでもよくなっちゃうから」って事なのかと曲解するくらいです(笑)場面としても独立しているので余計感じるのでしょうか。もはやお芝居を観てる気もしなくて、とにかく脳内に「凄い!!!」のテロップが繰り返し流れてる状態。「これは感じるお芝居だ」と最終的に私が思い知ることになったシーンです。

千秋楽、いちばん前であんなものを観て大丈夫だろうか…と心配半分、ワクワク半分でしたが、事前に予想したことと少し違う感想を持ちました。〝場面としての破壊力〟は他のお席で観た時と変わらなかったのです、「凄い」のレベルが一定というか。他のシーンは良席のメリットを多分に感じながらの観劇でしたがここだけは「2階で観た時よりも凄い!」とは思いませんでした。別の言い方をすれば、そう見えるように演出し、演技をしているということですね、きっと。

ただ、劇場の隅々まで迫力を届けるには、ここまでやらなければならないのかという位、窪田くんの「全力」ぶりは凄まじかった!それは近くで観なければ分からなかったかもしれません。菖蒲の葉で笛を吹くのも、お顔の中心にいっぱいシワを寄せながら、そりゃあもう力いっぱいで。ケイタの最終回みたいな振り切れ方してました。やはり〝全力〟の前に人は無力。ひれ伏すより他なかったです。あ、それと血を浴びるアリダはこの日私の真正面で、結果真後ろから観ることになりましたが、血飛沫、あれやっぱり結構な勢いで出てるみたい。窪田くんのサイドの髪をかなり揺らしていました。それは絶対後方席では、たとえ双眼鏡を使っても観るのが難しいかったと思う、興奮しました。ヘンなポイントですいません、髪フェチなもので。しかし萌え過ぎでした( ̄∀ ̄)☜ バカ

この場面になると、いささか冷静さを失う私ですが、少し解釈めいた感想も付け加えておきます。とある方のブログ(コメント欄にその記載があります)で「アリダが血を両手ですくって、お甲の投げたあやめにかけている」ことを知り、そこを千秋楽、なるべく注意して観ていましたら、かけていました〜確かに(っていうか、私も何度も観ているはずなのにどこに目ん玉つけているのかw)愛おしそうにあやめを見つめるアリダはうっすらと笑みをたたえているんですよ…〝恍惚〟の表情というか…もしかして発狂してる ? そんなふうにも見えました。

クライマックスの前にある工事人夫との格闘シーン。あれは何のためにあるのかとずっと考えていたんですが、いわゆる「世間」から隔絶されたあの〝ゴーストタウン〟は、羊水がこびりつくアリダが、唯一自由に生きられる場所だったのではと。冒頭の銀眼鏡との無邪気なやりとり、ゴミ箱の上や井戸でまどろむ様子からもそれが感じられました。しかしそれが人夫らによって強制的に取り壊される。竹箒を持って必死に抗うアリダだが、最後はお甲もろとも現代社会の混沌に引きずり込まれていく。そういうことなのかと。ラストのアリダは一瞬力の無い表情から一気に眼を見開きつつ(この時の顔が本当にすごい)スポットが段々小さくなって消えますが、この演出も〝のみ込まれていく〟感じが凄く出ているように思いました。つまり私の中では、やっぱりこのお話はバッドエンドなんだな〜。

あーまた長くなりましたが、最後に小ネタを。どうもこの日の最前列は大空さんお目当ての方が多かったようです。それに気づいたのは最終盤でしたが、水芸に見とれるアリダを見つめる私。そしてお甲を見つめる他の方々、というふうに、明らかに視線の方向が違っていて軽くアウェイ感(笑)血を浴びるところに差しかかるとみんな一斉にビニールシートを胸まであげて、顔の前まで持ってきてる人までいました。私はむしろ前のめりで(爆)飛沫上等!バカヤロー!ってな感じで浴びにいってましたよ、かかりませんでしたが。

そうだよね、大空さんのファンだったら別に血を浴びたいとは思わないよね… ^^; 失礼しました…。 汗