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全力日和

俳優 窪田正孝さんに前のめり

少年アリダと、その身体より生まれ出ずるもの

18(金)に観に行った「唐版 滝の白糸」感想つづきです。ひとつ前の記事で書ききれなかったことをあれこれ。

他ご覧になった方々の感想によれば、アリダは少年、ということで「ケイタに似ている」とか、その前の「ROM4の頃を彷彿とさせる」などという意見があるようです。でも実をいうと私は、顔からうける印象は捨蔵がいちばん近いのではないかと思いました。ちょっと適当な画像がないので貼りませんが、クルクル変わる表情や、全体的に目を見開き気味のところとかが。^^; 後からとってつけた理由になってしまいますが、感情の構成がシンプルなところも似てるかなあ、と。

窪田くんって、すごく童顔という訳ではないと思うんだけど、佇まいが瑞々しいんですよね。加えてあのサラサラヘアーに、今の髪型が抜群に活きる頭のカタチをしている…この要素がとてつもなく少年だよなあ…アップで観たときに強く思いました。雑誌で読みましたが、今年の始め頃に蜷川さんが直々に窪田さんに会って、その場で出演オファー。その際、カラダの感じとかを(ヘンな意味ではなくw)ご覧になったそうです。きっと演技以前の段階で既に彼の〝少年らしさ〟を見抜いて選んでくださったのではないでしょうか。私個人としてはもうちょい肩幅が狭めでフラットな体型だとモロに好みなんですが…^^;しかし頭のカタチの素晴らしさよ。言うこと無いです、これはご両親から受け継いだ遺伝子に感謝。

さて、舞台の感想ですが、前回記事で書けなかったラストについて。

観ている席が違うので確かなことは分からないのですが、この18日の舞台、手首の蛇口から出る血の滝、勢いが弱いように思いました。10日昼のほうがバッチリ放物線で、血飛沫も窪田さんに直接的にかかっていたところ、この日は落下ポイントが前へズレてしまい、完全にスカってました。ボトボトと床へ直接落っこちて、アリダ2秒位待ちぼうけ。あれはちょっとカッコ悪かった…。

さらに、初見でいちばん衝撃を喰らった、血を浴びるアリダの顔が、この上手よりのお席からだとまったく判らない!ポジション的にちょうど窪田くんが正面にきてしまい、見えるのは背中と後頭部…懸念はあったものの、ちょっとショックでした(泣)あの〝顔にだんだん広がっていくさま〟がたまらなく萌えるのに…(すいませんヘンタイ上等ってことで)

この回は命名「ガン見」回だったので(笑)お甲さんのスペクタクルそっちのけで、アリダをずっと双眼鏡で追いましたが、ワルキューレの騎行が始まって以降の顔は、もう少年ではなくなってましたね。なんかねー、それまでカワユイ仕草とか見せてくれてたのにこの瞬間からもう別人、というより人間でもないような。単純なイメージだけで語ると、野生のオオカミみたいなんですよ。しかも理屈はまったく分からないけど「生まれた!!」って叫びたくなる(笑)血を浴びた瞬間にアリダの中からなにか化物が生まれてきた!!そんな印象です。観ているこちらも、何か「扉が開く」感覚があります。感じる舞台ってこういうことなのかあ。とにかく、私の場合はここだけ感情が切り離されて、かなり理性を失います。いや、ホントに凄いことです。

ところであの血糊ですが…。どんな成分で出来ているんでしょう。放物線が描けるぐらいだから結構サラサラしているのかと思っていましたが、かなり粘度が高くて〝重たそうな〟液体でした。さっき髪の話しましたけど、窪田くん髪太くないから、血糊にまみれた髪の毛が完全に束になって、地肌が…( ゜゜;) 剛毛の人だったら大丈夫なんだろうか。いや、あり得ないけど。剛毛のアリダなんて(笑)

というわけで。2度観て引っかかるセリフとかも出てきてはいるんですが、いかんせんこのラストシーンで全てふっとんでしまう…。かの有名な、蜷川さんの「解らなくていいから」というお言葉。あれは私のためにある免罪符?なあ〜んてね(苦笑)

東京公演も無事折り返し。あの血糊を毎回浴びるってのは、かなりの消耗が予想されますが、私が観た限りではこの日の舞台では声の通りもよく、特別心配する点はありませんでした。長丁場の舞台だから、一にも二にも、コンディション!なんでしょうねー。頑張ってほしい!

ダラダラとまとまりのない感想になってしまい、長くなりました。すみません!また書きに来ますね。今宵はこれにて… ^^