全力日和

俳優 窪田正孝さんに前のめり

飛べ!ダコタ 観てきました

飛べ!ダコタ.tiff
いい映画だったなあ…。これ外国でも絶対公開したらいいと思う。
2年がかりで制作したという窪田さん出演の映画「飛べ!ダコタ」、初日に地元の劇場で観て来ました。ご年配のお客様が多かったですかね。戦後間もなくの出来事を描いた作品ですが「母親の深い愛情」が裏テーマみたいになっています。お若いママさんとかにも是非観てもらいたいと思いました。^^ 事前に詳しい事をほとんど入れずに観に行ったので、冒頭、健一君のお母さんとして、あの方が出てきて「おぉ!」となってしまいました(笑)監督、油谷さんだし。ははは。 窪田君の役は、佐渡の誉れとして江田島海軍兵学校(士官候補生が集まる超エリート校だそうです)に入学し、軍人として大きな期待をかけられていたのに、訓練中の怪我がもとで身体に障害を負い、夢破れ地元に戻ってきた青年、木村健一役。軍人になれなかった辛さ、終戦直後の思想転換についていけないやり場のなさで、誰にも心を開けません。(だが、優秀さの片鱗は随所に見え隠れしていてカッコよかったけど!) 後半には見せ場もありますし、なにしろ動かない足を庇いながらの演技がリアルで、ぜひ窪田君に!という役であることは理解できるのですが、実は今回意外にも、いつも感じるような「窪田感」をあまり感じませんでした。なんというか…ネガティブな意味じゃなくてね。^^ よくご本人が口にする「作品の一部」な感じというか…本当に馴染みきっている気がして、それはそれでジワリとくる嬉しさがありました。 佐渡島に英国の軍用機が不時着したのをきっかけに、島民が半年前まで敵だった外国人に協力し、その時だけのご縁に真心を尽くしたという物語。シンプルに言うとそれだけで、大事件もラブロマンスも起こりません。実に淡々とした映画ではありますが、普通の人の中に戦争が残したもの、その中でも人や状況によって生じる温度差。複雑な感情を心の奥底に秘めながら送る生活の現実が、よく伝わる内容でした。台詞も含めて変にハートウォーミングを煽る過剰さが無いのもよかったです。多分そこは気にして撮られたんじゃないかな…。 私が窪田くんに嵌まってまだ間もない頃(今年の始め頃だったかな〜)滑走路に敷き詰める「石」を作るボランティアを募集してたかと思います。絶望的に手先が不器用なワタクシ、行程を見ただけで諦めて残念ながらご協力できなかったのですが ^^; この映画では佐渡島の方々をはじめ、多くのボランティアさんが関わったときいています。何かそういう過程も作品を彩り、スクリーンから温かみとして伝わってくるようでした。 温かみの後に寒い話でなんですけど、佐渡は寒そうでしたね〜。いつもあんなに風が強いんでしょうか。比嘉さん細いから、まっすぐ立ってるのがやっとってシーンありましたよ。飛んでっちゃいそうだった(笑) まだ公開したてで数は少ないですけど、レビューの投稿なんかを見ると評価高いんですよ!(嬉)ジワジワと人気が広がる映画になってくれるといいなあ。私も人に薦めようっと。