全力日和

俳優 窪田正孝さんに前のめり

淋しい狩人

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2013.9.20 OA『淋しい狩人』制作 フジテレビ

あまり整理がついてなくて、もう一度通しで観たらまた違ったことが出てきそうですが、ひとまず感想です。 他者を思いやれない「傍観者」をこの世から排除するために「革命」という名の殺人を遂行する青年、野呂優人を演じた窪田くん。

 
全体的に出演者が少なく、ファンでなくても「窪田が犯人だな」となんとなく分かる作りだったので(笑)哀しくも前半のほとんどがコートのフードをガッツリ被っての演技。それでも、追いつめられて主演の北大路さんと対峙するラスト15分の演技は、その歪んだ決意もさることながら、自らが傍観者になったために亡くした母親への想いも強く伝わるもので、忘れがたい名場面になりました。
 
 ドラマを観た方全員が思ったことでしょうが、絶望に満ちた世の中を変えると豪語しておきながら、誰よりも絶望しているのは、野呂優人本人です。もう哀しいやら、愚かしいやら。同時に、瑞々しい中に儚げなビジュアルからは、自責の想いを誤魔化しきれなかった純粋さまでも感じることができました。痛々しさに身悶える…。 色白の肌に飛び散る鮮血。ちょっと懐かしい前髪(笑)。クラシックのBGM効果もあって、溜息が出るほど美しい…否、単に美しい人はゴマンと居る。この人はそこに破滅の匂いもプラスできるんだよ…!!窪田演技の真骨頂を観た気がしましたね。
 
「窪田くんのどこがそんなにいいのか」を人から聞かれた時に「芝居を観れば分かる」とよく返すのですが、個人的に一番観てもらいたいのは、こんな窪田くんかもしれないな〜。若手で絶望演技やらせたら間違いなく一番だよ!と、今回確信した次第です(ドヤ顔) あと余談ですが、「いつか窪田くんに演じてもらいたい場面」を、私は密かにリスト化しているのですが、「こめかみに銃口を当てる」というのは、かなり上位に来るシーンで…(爆)クレイジーな趣味で申し訳ありませんが、個人的には夢が叶って、ものすごーく嬉しかったです。^^;
 
 このドラマの撮影は去年行われたそうですが…また凄いのが眠っていたもんですね〜、ホントに…。